タロットのお話: マルセイユタロット 女教皇

 今日は2番の女教皇のカードについてです。


女教皇のカードは、伝説として有名な女教皇ヨハンナがモデルになっていると言われています。

カードの女教皇は左を向き、沢山の生地に囲まれて、本を開いて座っています。

他のカードに比べると、女教皇は生地(洋服)に体をほとんど包まれていて、かろうじて両手と顔が出ています。

この頭の部分が出ているという事は、このカードが知識の領域を表し、逆に他の隠されている部分に関してはブロックがある事を表しています。


このカードのタイトルバンド(カード上部のローマ数字が書いてある部分)は、他のカードに比べて細くなっているデザインが多くあります。

それは、女教皇が被っている冠を高くするためです。

中には、タイトルバンドに冠がはみ出ているものもあります。

この高い冠は、高い知識であったり、高い所からもたらされる直感を示しています。


女教皇は左を向いていますが、左を向くと言うのは、伝統的な知識や古代の知恵にヒントがあると言う事や、過去を示唆しています。

女教皇が持っている本は開かれ、少しローブが被さっています。


これが意味するのは、女教皇は自身が持っている知識を他人と共有する準備が出来ていると言う事です。
ただし、その知識を得るには、得る為の努力と、理解する為の努力が必要です。


また、女教皇の頭部の後ろにあるベールは秘密を意味します。

今はタイミングではない、伏せているべきだと言う、現時点で知る事が出来ない何かをあらわしています。
例えば女教皇が読み手を現している時、このベールは相談者の嘘をあらわす事があります。

相談内容に嘘がある、まだ言えていない事、または言うつもりがない事がある可能性を示唆し、カードの出た位置によっては、まだ鑑定で答えを出す段階ではないと言う意味を表している事があります。


こんな感じで、何かを隠したい・隠している相談者さんの状況がわかってしまうわけですね(笑)

ちなみに、このカードだけが嘘や秘密を現すわけではありませんよ♪


それではまた次回。

カリスの手紙

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