ゴムは、引っ張る力をなくしたら、元の形に戻ろうとして縮みます。

カルマを解消せず、人生を進めていくのは、ゴムを引っ張る行為に相当します。

つまり、カルマの解消をはからずに来世を迎えるという事は、引っ張られた

ゴムが元の形に戻ろうとして、自分に向かって勢いよく縮んで痛い思いをするのと同じです。

今学べなかったので次にはもっと厳しく、それでもダメなら

もっともっと厳しい経験をしなければならなくなります。

それは誰かにやらされているのではなく、自分自身の魂が選んでいるのです。

魂の声ではなく、エゴの声に引っ張られた人生を送って、

カルマ（学びなど）を持ち越すことは、自分で自分の首をしめる事と同じなのです。

自分自身が気づくために、あなたの魂は自分自身で足枷をするわけです。

しかし、生まれ変わった時にはその魂の思いを忘れているので、

他人の人生と比べて、自分に与えられた厳しい人生に嘆くのです。

人生は不公平だと。

天は二物を与えていると。

夏休みの宿題は、毎日少しずつこなしていけば大変な思いをせずに済みますが

夏休み最後の日まで何もやらなければ、1日中宿題に追われる事になります。

その1日が自分の長い人生だとしたらどうでしょうか。

宿題程度なら良いですが、終わらない苦痛が自分の長い人生にまとわりついていたら。

快楽や恐れという「感情」に引っ張られ、それが魂が望む事だと勘違いをしたり、

見て見ぬ振りをする事によって、あとで大きなしっぺ返しが待っています。

日々充実した人生を送っていると思っていても、しっぺ返しが待っているんです。

よくスピリチュアリストが「宇宙」やら「ワクワク」やら「まるで魔法のように」

といった言葉を駆使して「魂の望み」を語っていますが、魂の望みは

ワクワクしたり楽しい事だけではありません。

この様に簡単に魂を語っている人がいますが、過去や過去世などのレベルであれば

比較的見れる人がいても、魂の声を聞ける人は実は本当に少ないのです。

さらに「適職」や「適性」に沿った人生を歩む事が、魂の生きる道だと

勘違いしている人もいます。

しかし、心や肉体と魂はイコールではありません。

魂は感覚や思考で意識できるレベルにはないのです。

ましてや「適職」や「適性」は、それ以前の話です。

とはいえ、適職につく事は、魂の願望を叶えやすくする１つの手段にはなり得ます。

手段になり得ると言うだけで、魂の願望ではないという事です。

適職についているからと言って、魂の望む道を歩んでいると

豪語してしまうスピリチュアルな事に携わっている人や

教える立場の人がいるとしたら、その人は全く魂の事を知らずに

人々を先導していると言っても過言ではありません。

そして、そのレベルの人がチャネリングをやっていると言っているなら、

相手は高次の存在ではないでしょう。

高次の存在、例えば天使と言う存在ですが、お花畑スピリチュアリストが

よく口にしている「全てを許す愛の存在」などという都合の良い存在ではなく、

エゴに生きる人間をキッパリと見放し、相手にしません。

天使（高次の存在）は、残念ながら誰彼構わず付いているわけではありません。

全く自分の魂の願望に沿えていない人生を送り、その勘違いを

他人にも押し付けて、同じ道を歩ませようとしている人に

なぜ高次の存在が繋がるのでしょうか。

そこに「悪気がある・ない」と言った人間レベルのジャッジは関係ないのです。

仕事も順調で、友人に囲まれ、素敵なパートナーと毎日楽しい生活を

送っていたとしても、実はエゴの望みに沿って生きている可能性が

大いにあるわけですが「全てが順調なのは、あなたの魂が望んでいるから」と、

とんでもない事をさらりと言うスピリチュアリスト達はたくさんいます。

また上で言ったように、魂は思考や感覚で意識できるレベルにない為、

いくら常に魂は気づきを得る準備ができていたとしても

魂の気づきにつながる道に進めない人がとても多いのです。

このように、占術等で知りえる情報や、肉体レベルの感覚では

わからないところに学びがあり、ましてや魂に触れる事ができる人は

あまりいないので、本当の魂の望みを知る事がとても難しいわけです。

さらに魂自身が勘違いをして転生をしている人もいるので、

そうなると東西の占星術等の命術を使ったとしても、そこからは絶対に読み解けません。

魂の願望を語っているスピリチュアリストの中には、

この様な事も知らず語っている人は多いと思います。

魂に触れたリーディングをできる人は、実は稀有な存在なんです。

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